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ピアノ教室開業

ピアノ教室入会率爆上げ!面談用資料の作り方|講師プロフィールと教室紹介の具体例

ピアノの鍵盤と五線紙
自分のピアノ教室を開く時に、ピアノや備品の他に用意しておいた方がいいものってありますか?
福耳
入会を検討する人との面談や体験レッスンなどの時に渡す入会用の書類を、あらかじめ作っておいた方がよいと思います。

ネットや口コミなどの生徒募集活動がうまくいくと、面談や体験レッスン希望者、子どもの入会を検討する保護者が問い合わせをしてきます。↓

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音楽教室などに勤務していれば、入会検討者に対しては教室が応対してくれますが、個人の教室では講師自らがセッティングしなくてはなりません。

ところが、慣れていないととかく緊張してドギマギしてしまいがち(経験済み)。

せっかくの機会をうまくいかせるように、入会を検討して連絡してくる人への対応資料を作成しておくのがおすすめです。

 

以前は、問い合わせに対しては電話やメールでのやりとりのみで済ませていました。

が、近年は一度教室に面談に来て頂き、書面で用意した講師プロフィールと教室概要などの資料を見て頂きながら入会を促すようにしています。

これにより、問い合わせからの教室への入会成約率はかなり上がりました

私が独自に行なっている方法ですが、それなりにうまくいっていると感じます。

 

この記事では、入会検討者との面談をスムーズに進めるための「講師プロフィール」と「教室紹介プリント」の作成のコツをご紹介します。

私と同じく口ベタなあなたに贈る記事です。

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ピアノ教室への入会面談対応書類4種

連弾をする4本の手

面談希望者とか体験レッスン希望者に渡す書類というと、入会申込書とか教室規約とかのことですよね。
福耳
それももちろん必要ですが、まずはピアノ講師本人と、教室についての詳しい情報をお知らせするのが大切です。

教室への入会を検討してアクセスしてきた方のために、私は以下の4種類の書類を用意しています。

入会検討者対応書類4種

  • 講師プロフィール
  • ピアノ教室紹介
  • 入会申込書
  • 教室規約

これらのうち、入会申込書と教室規約は、主に教室への入会を決めた人に渡すものです。

 

面談や体験レッスンを希望してアクセスしてきた人々は、まだあなたのピアノ教室に入会すると決めたわけではありません。

まずは「このピアノ教室はどんな教室か」「教える講師はどんな人物か」を見極めようとしているのです。

彼らが欲しているのはあなたとピアノ教室の情報。

この段階で入会申込書などを渡すと少し引かれてしまうかもしれません。

福耳
例えば洋服など買うためにお店に入った時、店員さんがあまりにも売る気満々だと逃げ出したくなりませんか?
そういえばそうですね〜。

というわけで、面談者に向き合ったら、まずあなた自身のことを記した「プロフィール」と、「教室概要を紹介したプリントやリーフレット」を渡すにとどめます。

この2枚で、面談者にあなたの教室への興味を持って頂くのが目的です。

ココがポイント

入会検討者には、まずは講師プロフィールと教室紹介を渡すにとどめる

担当ピアノ講師プロフィールの書き方

グランドピアノと花

講師プロフィールって、何を書けばいいんでしょう。
福耳
私は、以下ようなの3つの要素の入ったA4のプリントを用意しています。

講師プロフィール

  • 経歴

◯歳よりピアノを始める

平成◯年4月  〇〇音楽高等学校入学

平成●年3月  同校卒業

平成●年4月  〇〇音楽大学入学

平成△年3月  同大学卒業

その他の音楽歴など

  • 資格

平成△年3月  中学校教諭一級普通免許状・高等学校教諭二級普通免許状取得

平成▲年    外国語検定◯級合格など

  • 門下生実績

平成◎年  子どもピアノコンクール◯名入賞

平成◉年  ●●音楽高等学校ピアノ科合格

経歴(音楽歴)

経歴とは、あなたの音楽歴のこと。

普通の履歴書の「学歴」にあたります。

上にあげた例のほかに、以下のような要素が考えられます。

  • 師事した先生
  • 発表会で弾いた曲
  • コンクール入賞歴など
  • 音楽教室勤務歴
  • その他の音楽歴・指導歴など

これらの要素を時系列に沿って並べていきます。

音楽歴ということなら、小学校や中学校の学歴などはいらないかしら。
福耳
アピールできるような学歴なら書いた方がよいと思います。

私自身はごく普通の公立学校出身なので省きましたが、もし有名小学校や中学校を卒業しているなら書き込むのがよさそうに思います。

海外転居歴なども、あればぜひ書いておきましょう。

資格

これも履歴書なら当然書くべき要素。

一番望ましいのは音楽の学校教諭普通免許状です。

中学一級・高校二級など詳しく書きましょう。

大手楽器店のグレードももちろん重要なポイント。

その他、漢字検定や外国語検定試験の等級、TOEICのスコアなどもアピールできる点数なら書くのもよいと思います。

門下生実績

指導歴が長くなってくると、生徒がコンクールに入賞したり、音楽高校や大学に合格したりと言った「実績」ができてくるようになります。

大きなアピールポイントになりますので更新しつつ書き入れていきます。

まだ何もないんですが‥
福耳
子どものためのコンクール出場や合同発表会参加歴なども書けますよ。

ピアノコンクールといっても、非常にレベルの高いものから、ピアノの学習者であれば誰でも参加できるような気軽なものまで色々あります。

そういったものを賢く利用しつつプロフィールにしっかり書き込んでいけば、「きちんと指導する教室」だという評価につながります。

 

「講師プロフィール」は、あなた自身のことを正確に説明しつつ、同時に強みをアピールするための文書です。

まさに就活時の履歴書にあたります

不正確さがあったりウソを書くのはダメですが、多少「盛る」のはアリではないでしょうか。

ココがポイント

講師プロフィールに書くのは・音楽歴・資格・門下生実績。多少盛るのはアリ

ピアノ教室紹介リーフレット

楽譜の上に置かれたペン

自分のピアノ教室の紹介は、チラシやウェブサイトの記事に書いてあるのでは?
福耳
そうですね。それを改めて書き起こし、印刷された文書として体験レッスンや面談の場で入会検討している人に見せるわけです。

面談希望者は全員がチラシやウェブサイトを見てアクセスしてきているとは限りません。

口コミでやってくる人も多いです。↓

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入会を検討する人に、講師プロフィールとともにピアノ教室の紹介が書かれたプリントを改めて手渡しすることで、スムーズに会話をつなげることができます。

福耳
私は「教室のしおり」として、以下のような内容のA4版のプリントを渡して説明しています。

〇〇ピアノ教室紹介

  • 講師     福山耳子
  • 連絡先    住所・携帯電話番号・アドレス
  • レッスン回数 年間44回(原則として祝日・年末年始・お盆はお休みです)
  • レッスン時間 ・初心者 30分より ・中級者 40分より
  • 月謝     ・30分レッスン 7000円 ・40分レッスン 8000円 ・50分レッスン 10000円
  • レッスン内容 ピアノの基本を大切にしたレッスンを致します。一人ひとりに合った教本を使って、確実にピアノ演奏の力がつくように指導してまいります。

教室の名称・講師名・連絡方法

このリーフレットに講師の個人情報をどこまで載せるか悩むところです。

不特定多数がアクセスしてくるようなウェブサイトをお持ちなら、あまり詳しい住所や電話番号までは書かない方がよいかもしれません。↓

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レッスン回数/年間

1年間に何回のレッスンを行うかを記載します。

40〜48回など、しっかりと決められた回数のレッスンを受けられるということを知らせます。

また、休祝日やお盆、年末年始のレッスンはどのような扱いとなるかも書いておきましょう。

レッスン時間

月謝金額

私は、年齢や使っている教本によってではなく時間枠の長さによって月謝が変わるシステムを採用しています。↓

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なので比較的シンプルですが、人によってはもっと複雑な月謝金額体系の先生も。

そうした場合は、誤解を招かないようしっかりと金額を書き記しておくことをお勧めします。

レッスン内容

レッスン内容とは「教室の方向性」、つまりあなたのピアノ教室がどのような教室であるかを大まかに説明するものだと思って下さい。

例えば以下のようなものです。

  • あくまでも楽しくピアノを習える
  • 学校の音楽の成績を上げる
  • コンクール入賞を目指す
  • ポピュラーやアニメソングなどを積極的に
  • ご本人や保護者の希望をできるだけ取り入れながらのレッスン

「教室の方向性」は、ピアノ教室の「理念」に通ずるものです。↓

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チラシやウェブサイトだけでなく、体験レッスンや面談の場で改めて説明を受けることで、あなたのピアノ教室の雰囲気を伝え、最終的に入会するか否かを決断して頂くのです。

じゃあ、もしも「ちょっと雰囲気が希望と違う」と思われたら入会して頂けないってことでしょうか?それってかなり残念‥
福耳
確かにそうなんですが、あまりに教室の方向性と先方のご希望がミスマッチだと、早晩退会されますから同じですよ。

例えば、「知っているアニメやゲームの曲を耳コピで弾きたい」という希望を持つ人は、福耳音楽教室の「自力で譜読みができる力をつける」という方向性と合いません。

お互い忙しい身ですので、時間のムダを省くためにこうしたミスマッチは避けるに越したことはありません。

ココがポイント

教室紹介リーフレットには・教室と講師の名称・年間レッスン回数・月謝の金額・教室の方向性を書くとよい

まとめ

蓋の開いたグランドピアノ

  • ピアノ教室への入会を検討する人には、まず「講師プロフィール」と「教室紹介」リーフレットを渡すとよい
  • 講師プロフィールに書くのは・経歴(音楽歴)・資格・門下生実績
  • 教室紹介に書くのは・教室と講師の正式名・レッスン回数/年間・レッスン時間・月謝金額・教室の方向性を推奨
入会前の面談を成功させるためには、まずは資料づくりが大切ということですね。
福耳
そうなんです。プロフィールと教室紹介の資料を見せながらスムーズに自己紹介できますし、こちらのペースで話を進めることができます。

以前、ずっと若かったころ、子どもの入会を検討している保護者との面談で、緊張のあまり頭が真っ白になったことがあります。

何を話すべきかわからず、また話の手順などもまったく分かっていなかったため、しどろもどろになってしまい、面談は撃沈。

お断りの電話の音声を聞きながら(主な通信手段は電話の時代でした)、「これはなんとかしないとマズい」と危機感を持ったのでした。

 

色々と試行錯誤するうち、入会を促すためにはまずは本人と保護者に、当教室に興味を持ってもらうことが先決だと気づくようになりました。

ターゲットの興味を引くことは、どんな営業トークよりも有効です。

まずは昔ながらのオーソドックスな手段により、来訪者にあなたとあなたのピアノ教室をアピールすることから始めてみましょう。

この記事が、自分のピアノ教室を開こうとするあなたの助けになることを願ってやみません。

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福耳

ピアノ教師歴約40年。 東京都西部のとある音楽大学卒業後、いわゆる「街のピアノの先生」として活動してきました。 ごく普通の子供たちにピアノという楽器の素晴らしさを伝え、音楽を生涯の友として過ごすためのお手伝いをするのが目標です。

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