コンセプト
このブログは、40年近くにわたってピアノを教えることを仕事としてきた管理人が、ピアノを教えたいと考える方々を対象として立ち上げたものです。
これからピアノ教師を目指す方々、すでにピアノ教師として活動するもまだ経験の浅い方々。
若い音大生、音楽高校生、専門学校生、またはそれ以外にもピアノ教師の仕事への意欲を持つ方々。
こういった方々を想定して、長年の経験で培った方法論やちょっとしたコツなどを解説して参りたいと思います。
とはいえ、確固たる指導論を示してそれを啓蒙するサイトではありません。
指導法というものは優れたものが多くあり、現在も優秀な先生方が様々に研究されています。
そして、100人のピアニストがいれば100通りの音楽が存在するように、100人のピアノ教師はそれぞれに独自の指導法、方法論などを身につけていることでしょう。
それでも、やはり共通の注意事項や教える時のコツ、悩み事などは存在します。
そのようなちょっとした疑問や迷いにお答えすることのできるサイトを目指したいと考えています。
教えることは学ぶことであり、私達もまた学びの途中にあります。
私のささやかな経験が、これからピアノを学ぶ人、教える人のために生かされることを願うものです。
「午後のグラツィオーソ」とは
grazioso‥‥発想標語のひとつ。 「優美に、優雅に、」の意。
(goo辞書より)
ピアノ教師の仕事は、主に午後に集中して行われます。(例外アリ)
午後の時間に、多くの生徒さん達は彼らの人生を豊かに充実させるための手段としてクラシック音楽を選び、私たちの教室の門を叩くのです。
そういった人々のお手伝いをすべく、私たちはピアノという、力強くも優雅な楽器の伝道者でありたいもの。
そんな願いをもってブログのタイトルを考えてみました。
そして、私自身。
もしも人生を1日の時間に例えるなら、私の時間はもう午後遅めの時間。
いいえ夕方かも(笑)
人生の遅い午後の時間に、自分のペースを守りながらピアノ教師という仕事を続けていられる幸せを感謝しつつ。
そんな意味合いをも込めています。